不健康な人達 45


「…………」

「…………」

 谷口は俺のことをどう思っているんだろうか。怒っているのか、呆れているのか、はたまたその両方か。

「……許してくれないのも当然――」

「黙って」

 谷口は俺の言葉を遮った。やはり怒っているのだろうか。

「まず、何で今この時間に、源内さんはここにいるの?」

「……谷口に、謝ろうと」

「学校は? まだ授業中でしょ」

「昼休みに抜け出してきた」

「何で?」

「すぐに、谷口に謝るべきだと……」

「何で昼休み? 何で今日? 何でもっと早く来なかった?」

「…………」

 決定、谷口は怒っている。谷口にここまで問い詰められたことはあまりない。

「話して。最初っから全部」

「……わかった」


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